日本一のモグラ駅　土合駅の旅

今回ご紹介するのは、群馬県みなかみ町にある無人駅の土合駅という駅です。

この駅は上り方面のホームは通常ですが、下り方面のホームは、地下70メートルほどにあり、階段が462段もあるモグラ駅として有名です。

この駅は観光客にも有名で、是非おすすめしたい駅の一つです。
是非最後までご覧ください。

JR上越線の土合駅へは、群馬県の高崎駅から、水上駅まで約1時間ほど乗車した後、水上駅で、上越線長岡行きに乗車して、二駅で到着します。
朝7時11分発の高崎駅から乗車したのですが、電車はハイキングに行かれる方などの観光客で結構混んでいました。

みなかみ方面には谷川岳という有名な山があり、おそらく谷川岳に行かれる方が多く乗車されていたのだと思います。

水上駅で上越線の長岡駅行きの電車に乗り換えてしばらくすると電車はトンネルへと入っていきました。湯檜曽駅を出てしばらくすると土合駅に到着しました。

下り方面の電車に乗ったので、私が降りたのは地下深くにあるホームです。
電車を降りるととても驚いたことがあります。
駅のホームが異常に涼しいのです。8月に行ったので外は猛暑ですが、ホームは夏ということを忘れるほどの涼しさで、むしろ少し寒いくらいです。

電車を降りて出口方面の案内板があったので進んでいくと、永遠と続いていくように見える階段が現れました。

果たして本当に出口があるのだろうかと疑うほど遠くまで階段が伸びています。
土合駅にはエレベーター、エスカレーターはなく、上に上がるにはこの階段を歩いて駆け上がっていくしかありません。

階段は462段もあります。上に上がるまでは普通の人だと10分程かかると言われていますが、見る感じ、10分以上はかかりそうです。

少しずつ階段を上がっていくと涼しかったホームではありましたが徐々に気温が上がっていくのを感じます。少しずつ地上に近づくのを感じられます。
土合駅はとても親切で、階段の途中にはいくつかベンチを用意してくれています。

休もうかと思いましたが、少しでも運動するために休まずに上まで上りきりました。上っている間は暑いですが、地上と比べて少しひんやりしているので、代謝の良い私でもあまり汗はかかなかったです。

上から下を見てみると、よくここまで歩いて来たなと思うほどホームが遠くに見えます。

上まで上りきり、達成感を感じていると、目の前小さな通路があり、その先にはまたもや階段が‥

てっきりもう終わったと思っていたのですが、まだ続きがあったのです。
通路の窓からは川がみえ、自然の豊かさを感じられます。

通路を歩き階段を少し歩いていくと、ついに改札口が見えて来ました。
意外にも、写真を撮りながら上っても、15分かからずに上まで上がることができました。

外に出ると周りは多くの山々に囲まれ、緑がたくさんで、都会では見ることのできない景色が広がっていました。駅の周りにはコンビニなどは特になく、ハイキングにいく格好をした方が多かったです。まさに秘境駅という感じがします。

やはり、地上に出ると猛烈な暑さが襲いかかってきます。

皆様も夏の観光には暑さ対策と水分補給を忘れないようにしてください☺️

さて、先ほど私は下りのホームから上って来ましたが、上りのホームはどのようになっているのか気になったので行ってみました。

上りのホームは割と普通のローカル線のホームという感じでした。これを見ると、上りと下りでは別々の駅のように感じます。

本来であれば、下りで来たなら、上りで帰路につくのですが、今回は、さらに上越線で新潟方面へ北上して行ったので、上り方面のホームからは乗車しませんでした。

ということは、また下りのホームに向かわなければならないので、先ほど上って来た階段を今度は下っていきます。
ただ、上りと違って、下りはとても楽で、意外とあっという間に下のホームにつきました。

ホームに着くととてもひんやりしていて、涼しいというより、寒いと感じました。

ちなみにホームの様子を動画にしているのでご覧ください。

土合駅ホーム

ホームはとても暗く、少し怖い雰囲気がしますが、実際に行くとそこまで怖くはないので安心してください。どうしても怖く感じるのであれば、誰かといくと良いですよ☺️

今回の土合駅の旅はいかがだったでしょうか？
あの462段の階段を上ったり、下ったりしてみたいと思っていただけたでしょうか。
写真を見る感じだととても遠く感じますが、実際に上って見るとそこまで遠くはなかったというのが正直な感想です。
駅の中にはカフェがありましたが、営業が11時からで、私の行った時間はまだオープンしていませんでしたが、ここで休憩することができそうです。