津軽鉄道 ストーブ列車の旅

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 初投稿の旅は青森県の津軽鉄道、「ストーブ列車」でございます。

 ストーブ列車とは、その名の通り、電車の中にストーブがある列車で、冬限定(12月1日から3月末日まで)で運行されているものです。津軽鉄道の一つであり、始発の津軽五所川原駅から、終点の津軽中里駅まで走っています。今回はこのストーブ列車について紹介しようと思います。津軽五所川原駅へは、JR青森駅からJR川部駅で乗り換えて、JR五所川原駅で降りると、五所川原駅の隣に津軽鉄道、津軽五所川原駅があります。川部駅での乗り換えに時間がかかるので約1時間半ほどで青森駅から五所川原駅に着きます。

 

 今回私は、3月に乗車しました。ギリギリストーブ列車の運行に間に合いました。津軽五所川原駅で切符を買うと、なんと津軽鉄道の切符は硬券でした。硬券とは、普通の切符と違って、硬い紙を使った切符のことです。

硬券切符

 それでは早速、津軽五所川原駅から出発です。

 車内に入ってみるとなんとも温かい雰囲気を感じました。石炭ストーブに、ゆったりとした座席。みるからに快適な旅になりそうな感じでした。

 石炭は駅員の方が入れてくれます。これもまた、普通では見られない光景です。 
列車は津軽五所川原駅を出て、目的地の津軽中里駅へ向かいます。
 車内では駅員さんが何人か乗っており、津軽鉄道の案内や、車内販売などを行ってくれます。
 せっかくなので私も石炭クッキーというチョコレート味のクッキーをいただきました。やはり旅の道中でいただく食べ物は最高です。ちなみに帰りはビールをいただきました。石炭ストーブにあたりながらのビールは最高という言葉では言い表せない程です。
 ちなみにストーブ列車では、石炭ストーブの上でスルメを焼いて食べるのがとても人気です。今回私は頂かなかったのですが、他の観光客の方が食べていて、とても良い匂いがしていました。

そうこうしている内に列車は太宰治ゆかりの地、金木駅などを通過し、津軽中里駅に到着しました。所要時間は約45分です。私にとってはもう少し乗っていたかったと思うくらいでした。

 津軽中里駅で次の列車が来るまで、近くの食堂で昼食をとっていると、現地の方と話す機会がありました。
 例年私が訪れた3月上旬は積雪が多く真っ白な雪景色の中をストーブ列車が運行するのですが、今年(2020年)は積雪が少なく雪もほとんど積もっていなかったのでとても珍しいというふうにおっしゃっていました。雪景色の中を走るストーブ列車も見てみたかったですが、これもまた珍しいことなので心に残ります。このように現地の方とお話しする機会はとても大事だと感じることができたのと同時に、このような出会いを大切にしていきたいと感じました。

 今回の津軽鉄道、ストーブ列車の旅はいかがだったでしょうか?ストーブ列車は冬限定(12月1日から3月末日まで)の運行で、なおかつ、一日の運行本数も限られているので、時間を確認してから訪れた方が良さそうです。
(7月1日から8月末日まで)には風鈴列車という列車も運行していて、季節によって楽しみ方があるので、是非一度乗車されてみてはいかがでしょうか?

皆様の旅がより良いものになるよう祈っております。

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